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………………ここは? ベッド? 雪村が心配そうに覗きこんできた 「…………俺?」 「如月、倒れたんだよ!大丈夫? 少し、熱あるみたいだけど」 「……ごめん。もしかしたら、運んでくれた? 重かっただろ」 「そんな事………」 その時、ガラッと勢いよくドアが開いた 「碧!!」 環が飛び込んできた 「……た……緑川……」 「お前、倒れたって聞いて……大丈夫か!?」 「ただの寝不足だよ」 心配そうな顔…… 「お前、今日はもう早退しろ。 俺、外回りだし、ついでに送ってくから」 「そう?じゃ、頼もうかな…… 雪村、悪かったな。仕事中に……戻ってくれ。 ごめん。あと飲みに行くの、明日にしてもらえる?」 雪村は心配そうにしながら、部屋を後にした 「大丈夫か?悪かったな……」 環が心配そうに頭を撫でてくる 「別に平気だよ」 「雪村の香水の匂い………」 ピリッと空気が凍る 「運んでくれたらしい。 意識ないのはカウントしないでくれ」 ムギュッと抱きしめられた 「おい!ここ、会社!」 「俺のせいって、分かってるけど、腹が立つ」 「……理不尽」 「お前が、可愛いから、いけないんだ」 また意味不明な事、言ってる 「なぁ、碧。雪村の前でキスしていい?」 「いいわけあるか!」 こいつの思考回路はどうなってんだ! 「お?少し、元気出てきたな。じゃ、帰ろう」 「ほら乗れ」 環はおんぶの体制で待ってる 「いいよ!歩ける!」 「社内で雪村にはおんぶを許したくせに俺にはやらせないつもりか!」 なんだ。その意味不明な言い分は。 だから意識なかったっての! 「…………分かった。頼む」 もー!突っ込むのも、面倒くさい 「分かれば、いいんだ………」 環は嬉しそうに笑ってから車まで連れてってくれた

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