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「おい。俺んち、逆」 「なるべく早く帰ってくるから、 うちで待ってろ」 「なんで」 家に着くとスーツを脱がされた なんか気恥ずかしい…… 「じ、自分で出来る……」 「くそ!やりてー」 ……ここに猛獣がいる 「俺、きょ、今日は無理……」 「分かってるよ。そんな怯えた顔するな。 ぶち込みたくなる」 こ、怖い!怖いんだよ!環は Tシャツとハーフパンツを履かせるとギュッと抱きしめられた 「やっと雪村の匂いがなくなった」 …………まだ、言ってたのかよ かぷっと耳を甘噛みしてきた 「や、やめろよ。環。お前、仕事だろ」 「あー仕事行きたくない」 嘘つけ!あんなに生き生き仕事してるくせに……… 「俺なら大丈夫だよ。早く行って来い。 ベッド借りるな」 「………」 「早く行けって」 「まだ約束まで時間あるし、あと少しだけ………」 触れるだけのキスをされた 環の前髪がくすぐったい 優しくされるとどうしていいのか、分からないんだ………… しばらく抱きしめられた後、環はしぶしぶ支度を始めた

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