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、
グイグイ引っ張られて連れて行かれたのは給湯室だった
「よぉ、碧。
食堂では随分、楽しそーだったな」
イライラモードである
「ち、違う!断っただけ!告白の……
付き合えないって…………」
慌てて否定する
「ちゃんと断ったんだ……」
分かりやすく環の機嫌が良くなる
面倒くさい男だな!
なんで俺が気を遣わなきゃいけないんだ
ふと目が合うと環はニコッと笑った
「ありがとう。碧」
な、何がありがとうだよ……
そんな嬉しそうな顔しちゃって……
環は俺をどうしたいんだ
「嬉しい…………」
そう言ってそっと抱きしめられた
う、嬉しいって!
期待するようなこと言うの、やめろ!
自分の気持ちに気付いてから環は増々、俺に甘くなった気がする
ドキドキがバレてないだろうか……
抱きしめられて、すごく嬉しい
優しく抱きしめられて髪を撫でられて頬にキスされた
目が合ってキュンとしてしまう
その時、扉の前がガヤガヤした
その瞬間、環に引っ張られて奥のロッカーの隙間に隠れた
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