133 / 266

「ごめんね。いい?」 「あぁ。一緒に帰ってやれ」 「ご馳走さまでした」 「またな」 俺はペコリとお辞儀をしてグイグイ環の腕を引っ張って外へ連れて行った 「おい!碧!全然、意味分かんないんだけど。 説明してくれ」 何も答えず、大通りに出た 手を上げてタクシーを止める 「どこのホストかと思ったよ。 なんで変装してたの?碧?」 「……」 「碧、だいぶ飲んだ?酔ってるの?」 タクシーの中 全然、答えない俺に環は困ってた 自分ちに着いて階段を登ると足がふらつく 慌てて環が支えた 「おい。大丈夫か?相当酔ってんな」 ガチャ 鍵をかけて靴を脱ぎ捨てた カバンを置こうとした環をソファに押し倒す 「……わっ」 環は、ビックリした顔をしてる 自分でシャツを脱ぎ捨てた 「……碧。一体、どうした…… お前、酔い過ぎだろ」 環のベルトを外す 「…………環。抱いて」 そう言って環に抱きついた

ともだちにシェアしよう!