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、
「…………環、好き」
「え?」
無意識だった
しまった……!
言うつもりなんか、なかったのに…………
「……」
「碧……」
どうしよう…………
…………どうしよう!
環のそばにいられなくなる
「…………今の違うんだ。
………その……今日は帰って!」
「待て!碧。落ち着けって……」
一気に酔いが覚める
慌ててシャツを羽織った
「碧」
手首を掴まれたらジワッと涙が滲んできた
「お前……あの人の事、好きなんだろ?
俺とは全然違う!!優しくて大人で……」
二人の仲良さそうな姿が頭から離れない
環の作った顔じゃなくて、素の自然な笑顔だった……
他の人には絶対に見せなかった砕けた口調や表情で……
「……碧。聞けって」
「なんで……俺に優しくしたんだよ……
恋人にするみたいに大事に……
どうして…………」
もう何を言ってるか、全然分からない
声が震えてる
泣くなんて格好悪い……
「……環」
我慢できず涙がこぼれ落ちた
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