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「如月。今夜、暇? 一緒に飲みにいかない?」 週末朝一で誘う そんなに仲良くない俺に誘われて如月は少し驚いてる …………でも「いいよ」って言ってくれた 二人で会社の近くの居酒屋に来た メニューを見てると視線を感じる 「何?」 顔を上げ聞いてみる 「ははっ。別に……」 慌てる如月をジッと見つめる 如月、少し赤くなってる 戸惑ってる顔、すごくツボだな…… 「……」 「ちゅ、注文しよう!すみませーん」 なんとなく緊張してる様子の如月は飲むペースが早くてあっという間に酔って眠っしまった これは予定外 どうやって家に連れ込もうか、あれこれ考えてたのに こんな簡単に上手く行くなんて……   会計を済ませ、如月を背負ってタクシーまで運んだ ベットに如月を寝かせる 「はぁ。重かった」 思わず独り言 おんぶで階段登るのは結構辛かった………… 如月は少し赤い顔して、気持ちよさそうにスヤスヤ寝てる 頬を撫でると如月はふにゃと笑った 可愛い………… 少し幼い顔で眠る如月にキュンとする …………俺が今から、やろうとしてる事は人として間違ってる 分かってる…… でも、どうしても欲しいんだ 俺は眠ってる如月の頬にキスしてから、如月の手首に手錠をかけた

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