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「お前、飯は?食える?」 「……食う」 さぁ、見せてやる…… ばぁちゃん直伝、胃袋をつかむ飯! 好きな人には美味しい物をたくさん作って食べさせてあげなさい、 衣食住を共にして優しくすれば、必ず情が湧くと…… ばぁちゃんはいつも言ってたな 今の時代は男も料理出来ないとダメと小さい頃から叩きこまれた 焼き魚に玉子焼き、ほうれん草のお浸し、味噌汁 The日本の朝ごはん 和食しかつくれないんだけど、如月は大丈夫かな 「うまい……」 パクパクと食べてる 「そ?良かったな」 「風呂も飯も、ありがとう」 食べ終わってから赤い顔して如月が伝えてきた 「お前、襲った奴にありがとう……って…… 変な奴だな………」 確かに寝てる間に風呂も入れたけど 無防備で可愛かった…… 如月、本当に真面目な奴…… いつも、挨拶とか、礼とか、きちんとしてたな…… 「うるせー」 少し照れた顔にキュンとする 「如月。今日、予定は?」 「特にないけど……」 よし!良かった 「じゃ。脱いで」 「……いや、意味がわかんない」 意味?意味なんてないよ 「ヤろうって、言ってんの」 「な、なんで………」 ただ、お前が好きなだけ 「勃ったから?」 「………」 嫌そうな如月を寝室に引っ張りこんだ

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