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、
ピピピピ………アラームが鳴ってる
むくっと起きてアラームをとめる
「ふぁ〜すげー寝た。もう、こんな時間か」
「………」
如月はボーッとしてる
「なぁ。お前、甘いの食べれる?」
「まぁ……」
「ホットケーキとフレンチトースト、どっちが……」
「フレンチトースト!!」
…………なんだよ。甘い物、好きなんじゃん
「………くくっ。了解」
よし。とびっきり旨いの、作ってやる
「今のうちに着替えといてくれ。
俺、この後、予定あるんだ」
「……」
如月を見つめて髪を撫でる
「寂しそうな顔するなよ。
知り合いの結婚式行くだけ」
「してねーし!」
「もともと、お前が着てたスーツはあそこに掛かってる。
ラフな服で帰りたきゃ貸してやる。
棚の中から適当に出していい」
如月が着替えている間にフレンチトーストを焼く
飯は和食しか作れないけど、兄がケーキ屋で働いてるし、昔、スイーツの有名なカフェでバイトしてたから甘い物、作るのも食べるのも好き
甘い匂いがリビングに広がる
こんがり焼けたフレンチトーストの横にホイップクリーム、いちご、ブルーベリーを添えた
皿にはチョコレートで葉っぱの模様を書く
上出来…………
「う、旨そう……」
如月はつい本音をこぼした
「どう?」
「お、美味しい……」
パクパクとあっという間に平らげた
如月って本当にうまそうに食べるな
作りがいがある
ふ……口元、クリームついてる。可愛い
「完食かよ。くす」
「……ご馳走さまでした」
コーヒーを飲むと如月が見てた
視線が絡むと慌てて逸らす
やってる時のエロい如月も好きだけど、
こういう可愛い仕草見せられると俺のS心が刺激される
予定が今日じゃなかったらいいのに……
そんな事を考えながら、赤い顔した如月にキスをした
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