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、
「み、緑川……」
「うん?」
「はぁ、辛い……」
媚薬のせいで我慢できないよな
「どうしてほしいの?」
分かってるけど……
「………っ」
言えよ。如月。欲しいんだろ
「如月?」
「うっ……」
目が合った如月は悲しそうな顔をしていた
「う、うぅ……」
ボロボロと如月の目から涙がこぼれ落ちた
自分で追い詰めたくせに泣いてる如月を見てると守ってあげたくなる
今までは相手が泣けば泣くほど興奮した
如月が泣くと堪らない気持ちになる
もっと泣かせたいような…………
優しくして慰めてあげたいような…………
相反する感情に自分自身、振り回される
ギュッと抱きしめると如月は暴れた
「お前!嫌い!はな……離せよ……」
言いながら涙がこぼれる
「よしよし。いじめすぎたな」
込み上げる感情に翻弄される
…………如月が好きだ
可愛い……
「頭、撫でるな!俺……」
腰を持ち上げて後ろに自分のを押し付けた
「や、嫌だ!やんない!やんない!」
泣いて抵抗する如月をなだめるように頬や髪を撫でた
「ごめん。泣き顔、可愛すぎる」
そう言って優しくキスをした
キスをすると力が抜けて、如月の中に少しずつ挿っていく
「んっ、んん!」
挿れながら優しく抱きしめ、慈しむようにキスをした
如月が好きだ
好きで好きで、どうにかなりそう…………
「やっ、やぁ!……んんっ」
如月の腰を掴み激しく揺さぶると、如月は大声をあげた
「いけよ。いくとこ、見ててやるから」
可愛く鳴いて
…………如月
「うっ、ん……はぁ、はぁ……」
「如月。俺の事、見て」
奥を打ちつけながら言うと、如月は涙目で見てきた
「あ、あ、……ん、アァッ!」
すぐに呆気無く達してしまった愛しい如月を
そっと抱きしめた
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