なかなか上がってこない 風呂入るのに、どれだけかかってんだ 少し心配になり見に行くと風呂の中でボンヤリ、ライトが光ってる スマホか……？ 風呂にまで持ち込んで…… …………相手は雪村かよ 「……碧？」 「もう上がる」 「出来なかった……」 碧はローターを渡してきた 「じゃ。後ろ向け」 少し考えて珍しく抵抗せず、碧は後ろを向いた 俺に怯えてるみたいだ そうだ。信頼関係なんてどこにもない 俺が脅して関係を強要して成り立ってる 碧は青ざめて震えてた 怖くて震えてるのだろうか………… ムードもへったくそもない 下着を下ろしローションをつけ、指で慣らした 少しして、ローターを押しつける ヴィィィン…… スイッチを入れると無機質な音がした 「俺が風呂の間、入れたままにしとけよ」 一瞥して風呂に行く　 　 自分では碧を大切にしてるつもりだった 無理矢理やって、写真で脅して関係を迫って、 何が大切だよ…… ……………………本当に笑える