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、
トイレで壁ドンしてやった
碧は真っ青になって慌ててる
こんなの見られたら一貫の終わりだもんな
「……とりあえず離せよ。緑川……」
「名前」
「環……誰かに見られたら洒落になんない」
「誰かに見られたら……
お前は俺のものって皆にばれて、変なちょっかい出されなくなるかもね」
いっそ、そうなればいい
周りの奴なんか、どうでもいいんだ
困ってる碧に目線をやる
「碧?お前からディープキスしてくれたら許してあげる」
碧は呆れたような顔をしてから、俺のネクタイをグイッと引っ張った
「お前は相変わらず色気ねーな」
「うるせー」
親指で唇を撫でられ、始めはそっと触れるだけのキス
唇を開いたら中に舌が入ってきた
舌が触れ合って深いキスを交わす
「俺のキスと、そっくり……」
真似するとか、どんだけ可愛いんだよ……
「機嫌は直ったのかよ。なら離せ」
「お前は本当に可愛いな」
嬉しくて碧の頭を撫でると、碧は少し困った顔で俺を見てた
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