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碧が全然、起きない 「碧……!」 肩を掴んで揺らすと、やっと碧の目が開いた 「全然、起きないから心配した」 「そ、そう……ごめん」 流石に昨日はやり過ぎたか 「お前、大丈夫?会社行ける?」 「……平気」 顔色が悪いな…… 「ギリギリまで寝かせたから時間ないんだ。 朝食は車でサンドイッチな」 碧はベッドから降りて、立ち上がろうとしたら力が抜けたみたいで膝をついて倒れこんだ 慌てて駆け寄る 「おい!大丈夫かよ。……会社休んだら?」 「今日はプレゼンの打ち合わせとか、山程、仕事があるんだ。肩貸してくれ」 明るいとこで見たら顔色が悪すぎる 「本当に休めないのか」 「無理」 「無茶して、ごめん……」 「……」 俺のスーツを貸したけど、着替えるのに何分もかかってる 意識がボーッとしてるみたいだ これは会社、無理だろ……… 碧は足に力が入らなくて階段も上手く降りられないようだった 見かねておんぶする 「自分で」 「いいから黙ってろ」   まずいな。本当に具合が悪そう 車に乗ったら眠そうでウトウトしてる 「碧。飯は?」 「ごめん……眠い……」 「分かった。着くまで寝てろ」 明らかに口数が少なくて心配になる 会社のエレベーターに乗り込んだ 「無茶するなよ……」 フラフラと歩く碧を見送り、それぞれの仕事に別れた

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