「如月くん。倒れちゃったらしいよ」 「えー？そうなの？」 突然聞こえた噂話 「碧！どこにいるの！？」 突然話しかけて、女の子達はビックリしてるみたいだった 「緑川くん……碧って如月くん？ 雪村くんがおんぶで運んで、今、医務室みたい」 「ありがとう」 あーやっぱり休ませれば良かった！ 勢いよくドアを開ける 「碧！！」　 「……た……緑川……」 碧、真っ青だ………… 「お前、倒れたって聞いて……大丈夫か？」 「ただの寝不足だよ」 その場に雪村もいて、とりあえず軽く睨む 「お前、今日はもう早退しろ。 俺、外回りだから、ついでに送ってく」 「そう？じゃ、頼もうかな…… 雪村、悪かったな。仕事中に。戻ってくれ。 ごめん。あと飲みに行くの、明日にしてもらえる？」 雪村は出て行った 「大丈夫か？悪かったな……」 申し訳ない気持ちで謝ると、 「別に平気だよ」って碧は答えた 「雪村の香水の匂い………」 「運んでくれたらしい。 意識ないのはカウントしないでくれ」 ムギュッと抱きしめる 「おい！ここ会社！」 「俺のせいって分かってるけど、腹が立つ」 「……理不尽」 「お前が可愛いから、いけないんだ」 碧、ボタン開いてるぞ まさかアイツがやったのか 「なぁ、碧。雪村の前でキスしていい？」 「いいわけ、あるか！」 病人の衣服を緩めるのは普通だけど、むかつく 「お？少し、元気出てきたな。じゃ帰ろう」 「ほら、乗れ」 おんぶの体制で待つ 「いいよ！歩ける！」 「社内で雪村にはおんぶを許したくせに、俺にはやらせないつもりか！」 俺にもやらせろ 「…………分かった。頼む」 碧は突っ込むのも、面倒くさそう 「分かれば、いいんだ……」 車まで連れていく