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「おい。俺んち、逆」 「なるべく早く帰ってくるから、うちで待ってろ」 「なんで」 答えず、車を走らせた 家に着き、スーツを脱がし着替えさせる 「じ、自分で、出来る……」 「くそ!やりてー」 ……赤くなってんなよ やりたくなるから 流石にやんねーけど 鬼畜じゃないし 「俺、きょ、今日は無理……」 「分かってるよ。そんな怯えた顔するな。 ぶち込みたくなる」 碧は本当に分かってねー! もっと勉強しろ。Sの心理を Tシャツとハーフパンツを履かせて抱きしめた 「やっと、雪村の匂いがなくなった」 かぷっと耳を甘噛み 「や、やめろよ。環。お前、仕事だろ」 ビクッと碧がするから、楽しくなってきたけど、そろそろ戻らなきゃいけない 「あー仕事行きたくない」 このまま仕事サボって、碧と遊びたい 「俺なら大丈夫だよ。早く行って来い。 ベッド借りるな」 「……」 「早く行けって」 「まだ約束まで時間あるし、あと少しだけ」 触れるだけのキスをした ギュッと抱きしめた後、しぶしぶ支度を始めた

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