ベットに移動して二人でゴロゴロしてた 「なぁ。俺の事、いつ好きになった？」 「そんな事を聞いて、どうすんの？」 「ただ知りたいだけ。 教えてよ。碧。頭撫でてあげるから〜」 「……」 「はぁ……知りたかったな」 わざとらしい　ため息をついてみせる 「…………雨の日」 「え？」 「雪村の事、誤解して家に入れてくれなくて、 濡れて帰って、お前が迎えに来てくれた時、 自覚した…………」 そうなんだ………… あの時、泣いてたのは…… 俺を想って、泣いてたのか 「あの時か………なんだ。 ずっと両思いだったって、わけ」 やべ。ニヤけそう 嬉しい……… 「お前は？」 「うん？」 「お前は、いつだよ」 ふふ………… やっぱり気になる？ 「あれ〜？碧くん。あれだけ言ってたくせに、 知りたいんだ」 ニヤニヤが止まらない 「うるせーな。いいから教えろ！」 「最初からだよ」 ビックリする？ 俺の長い片思い 「最初って…………？」 「俺が移動して、すぐかな。 初めて一緒に飲み行く前から」 「は、はぁーーー！？」 「なんだよ」 すげーリアクション 「お、お前は好きな相手に手錠かけて、媚薬飲ませてヤッたのか！？」 「『欲しい物はどんな手を使ってでも手に入れろ』、うちの家訓なんだ」 始まりは卑怯だったよな …………でも 俺の事、好きになってくれた 「知るか！」 碧、怒ってるけど、嬉しそう？ …………これから、ちゃんと大切にしよう ため息をついてる碧をギュッと抱きしめた 「大好きだよ。碧。俺だけのものになって？」 耳元で甘く囁き、キスを交わす 「今日から恋人………」 嬉しさが隠せなくて笑った俺に碧は少し照れながらキスを返してくれた (END)