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第4話

朝ごはんはいつも誰かがドアについた小さい窓から入れてくる。今日は鮭の塩焼きと白ご飯とお味噌汁。何気に美味しいし塩加減がちょうどいい。 うん、今日も美味しい。 この食事が俺の唯一の楽しみだ。そんな唯一の楽しみを終えた俺は鉄格子のついた窓から下を眺めた。 僕のこの部屋は塔の1番上にある。この部屋の鍵を持ってるのは王様だけだ。 あ、あいつだ。 王様が部下を従えながら歩いてる。そしたら、王様がこっちを見てきた。なんか言ってる。なんだ?とりあえず、見たくもない顔を見るほど俺は悪趣味じゃないから、外を覗くのをやめた。

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