触れ合う素肌が熱すぎる。チリチリと火傷しそうな感覚に陥った。 シルクのような滑らかな肌に、暫し酔いしれ、身体中を撫で摩っていく。 このままセックスに雪崩れ込みそうなのを精一杯の理性で引き戻し、お互いのモノを握り込んだ。 「輝…君の手を貸して…」 輝の手を引っ張り、その上から俺の手を重ねて、一緒に擦り始めた。 脳天まで走り抜ける電流は留まるところを知らず、快感の波が後から後から押し寄せる。 未だ嘗てこんな気持ちいいことはなかった。 手だけでこんな凄いことになるなんて。 脈打つ俺自身はトロトロと蜜を流し、輝のソレも怒張してやはり甘い蜜を流していた。 甘く痺れるような快感に身体中がゾクゾクする。 ぬちゅ にちゃ にちゃ いやらしい音と二人の荒い息で部屋が満たされていく。 やっぱり輝は俺の運命の伴侶だ。 中に分入れば、どんなことになるんだろう。 そんなことを考えながらも、絶頂へと上り詰めていく。 「…はあっ、んっ、黒曜さんっ…俺、俺、もうっ…」 掠れて切なげな輝の声が、俺の放出を後押しする。 「はっ、輝っ…俺も、イくぞっ…はあっ、くうっ」 二人同時に真っ白な液体を噴き出した。 どくどくと溢れる愛液は、腹にくっ付き、独特の匂いが広がった。 大きく息を乱して瞬きすると輝の美しい目から涙が溢れた。 愛おしくてたまらなくて、その涙を舐め取り、唇を合わせ余韻に浸る。 幸せ…ちゅ、ちゅ と重なる唇の、何と甘いこと… このまま先に進みたい…