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「関係なくない?」「何でもきっかけが重要だ」

遙side 「ねぇ、今日は大晦日だね!明日は元旦だねーっ」 あれからココはあの話がなかったかのようにケロリとしている。 俺に心配かけないようにそう努めているのだろうかと思うといじらしい。 「あぁ、そうだな。初詣行こうと思ってるんだけど」 「あぁ、行きたいなぁ。みんな誘って行きたいな~」 「それもいいけど、俺は二人で行きたい」 「ハルがそうしたいなら、オレもそうする!今日は年越しそば食べようね!!今夜、お笑い番組あるんだって!それ見よ??」 そんな、他愛もない会話をする。 今日の予定を楽しそうに提案するココが、何だか妙に可愛く思えてなぜか変な気分になって来た。 正月になる前にひとつでも煩悩を消しとかねぇと、と勝手に話をこじつけて己を正当化した後に口を開く。 「なぁ、ココ姫始めって知ってるか?」 「ほぇ!?……何、急に……ま、まぁ知らない事はないケド…。」 「じゃぁ、話は早い。今日は姫始めをするぞ」 「な、な、な何言って…っ!あれは2日にする事じゃんっ!」 「まぁそんなのは気にするな。セックスして、年越そうつってんの。楽しそうだろ?」 ひょい、っとココを抱えあげて、ベッドへ移動する。 相変わらず軽い。 今年は、姫始めからの色んな意味で寝正月させてやる。 楽しみにしとけ。

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