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第5話

19時頃に夕飯を食べ終え、いざログイン。 みーさんは…ゲーム中か。 LiNAさんとかな…。見てみよ 「1人だ!!!!」 みーさんは、1人でゲーム中だった。 とりあえず、アイテムを送り 「ファイトっす」っと。 また、頷くエモートをやってくれた。 何となくみーさんとあそびたくて、最後まで観戦。 最後の最後に、凄く惜しいって所で撃ち負けたみーさん。 「うわ、おしいいいい!!」 ホームに戻るとすぐにみーさんからチーム招待が届いた。すぐに行くと、 「YuItOぉぉおおお!!負けだぁぁあ」 泣きそうなみーさんの声。かわいいな… 「ははっ…惜しかったですね」 「…んだよ、何笑ってんだよ…」 「泣きそうな声が可愛くて、つい」 「可愛くねー!!おっさんなの。おっさん。」 「えー…?そうっすかねえ。」 「ったくもー。デュオいくよ!」 「はい!お願いします!」 また、敵をキルしながら質問タイム 「YuItOは何のバイトしてんの?」 「飲食店の接客っすね。」 「なんてとこ?」 「北海道と関東しかないんすけど、華でんってわかります?」 「おーーー、華でん!華でんのカツ重うまいよな」 「え、知ってるんですか?みーさん、どこ住みなんですか?」 「俺ねー、埼玉の○○ってとこ!」 「え、俺東京の○○なんで電車でら1時間くらいのところですね」 「え、○○?車なら40分くらいで着いちゃうな、」 「近〜、はは」 「大学生だっけ?何の勉強してんの?」 「理学療法士になるのが夢なんでその辺の勉強を。」 「…理学療法士ってあれだよな。」 「…?はい、あれです…」 「言ってごらんなさい、YuItO」 「分からないんですか?」 「いや!分かるよ!分かるけどYuItOにチャンスを…」 「ははっ、なんのチャンスですか!リハビリの先生です」 「っ…その通り!!」 「絶対分かってなかったじゃないですか!」 「分かってたって!!あ、敵いるよ!」 「みーさんってなんの仕事してるんですか?」 「あー…説明難しいんだけどさぁ、家作ったり…」 「大工さん?」 「いや、ちがうんだよねー。難しい」 「…ほお?」 住んでる場所、難しそうな仕事情報ゲット… そういや、LiNAさんはただのフレンドなのかな。ゲームで出会って恋人になる人たちも居るらしいし… 「みーさんって、彼女とか結婚とかしてるんですか?」 「…あー…」 あれ、なんか言い難いやつなのかな。声のトーンが下がった気がする 「…子供いるよ」 まじかよ。 「えー、いくつですか?」 「…半年」 「うわ、めちゃくちゃ可愛い時じゃないですか!」 「…うーん…一緒に住んでないんだよね。」 「ん???どゆこと?」 「……」 それ以上は答えてくれなくて、ゲームに集中。

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