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第4話『倒れた原因。』
「ふぅ…。やっと終わったーーー」
担任の青木先生。 通称青ちゃん先生の自己紹介がやっとこさ終わり、休み時間に入った所。
「声に出てるぞ、まる。」
俺の目の前には逆さまにうつるなつきがいた。
「そんな椅子からのけ反ってたら頭に血上るぞ」
俺は体制を元に戻す…と、少しクラっとした。
「ほんとだ!なつきすげぇ!
クラってした、クラって!」
「あほ。 で、話ってなんだよ。」
あ、そうだった そうだった。
後で来てって言ったんだったわ。
「…なつきさー、今朝倒れてたじゃん。
ご飯とか食べてなかった感じ?」
するとなつきは少し恥ずかしそうに
「あー、
俺親居なくてさ。
飯とか買いに行くのもめんどいっつうか……
…………マジで朝はありがと。助かった。」
と言った。
「や、全然いいよ。……俺も親いないけど、
飯は自分で作ってるんだぜ。なつきは、料理とか苦手な感じ?」
「作れねぇ。から買ってるな。」
「………………もう昼休みだけど、昼飯は?」
あっ。っと完璧に忘れていた用な声をあげたなつきであった…。
「あーもう‼‼‼そんなんだから倒れるんだぞ‼‼
明日から俺がべんとー作って来てやっから
それ食え‼ わかったか!」
「まじ?さっすがまる!
昼食えるなら朝も夜もいらない気がしてきt」
「食え‼‼‼‼」
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