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第29話
気持ちいい…
部屋の中には、翔の喘ぎ声とシーツの擦れる音が響いている。
「あっ、そこ…ダメ…。んあ…」榊が指を抜き差しするたびに翔が声を上げる。 榊にとっては拷問だった。好きな相手がこんなに淫らに腰を振っているんだしょうがない。
「翔、腰が揺れてる。気持ち良さそうだな。辛くはないか?」どこまでも翔に甘い榊はそんな心配をしている。翔はうっすらと目を開けると呟いた。
「つ…らい。もう無理…「ここまでに…」我慢できない、夏目の入れて!」
翔の言葉に夏目は驚いたが、赤い顔、トロトロになった後孔、声、もう榊も限界だった。
「ゆっくり入れるからちからを抜いて」
榊は自分のモノに手を添えると翔の窄まりにあてがった。 そこは十分にほぐされてヒクヒクしている。 グッとちからを込めて腰を進めるとグチュと先が翔の中に入った。
「んあ…!大きい!はっあぁ…」翔は夏目にしがみ付いて涙をこぼした。
「大丈夫だ!翔ちからを抜いて!ちゃんと息をするんだ。」
榊は翔の髪を梳きながらゆっくりと腰を進めた。
「ハァ…ハァ…んぁ…もう…」
「ほら、ここが入れば、あとは楽だから、」翔の前を扱きながら最後までねじ込んだ。
「翔、全部入ったよ。動くよ。」榊は激しく突きたいのを我慢して、出来るだけゆっくり抽送した。
「あぁ…あぁ…んなか、へ、ん、そこ…」榊が腰を打ち付けるたび翔の前立腺に擦れて声が上がる。
「ひゃっ…ダメ…イクもうイっちゃう…か…ら!」
「あぁいいよ、一緒にイこう」なお一層深くねじ込まれて翔は絶頂で吐き出した。 榊も翔の中に熱い熱を流し込んだ。
「翔?翔?大丈夫か?ちょっとやりすぎたか…」榊は翔から自身を引き抜くと指を差し入れて中を掻き出した。 意識を飛ばした翔は少し身をよじったが起きる気配はなかった。
「翔が辛く無いように今度からゴムを使うか…お腹を壊したら可愛そうだからな、まぁ俺がいつも掻き出してもいいけど…嫌がるだろうし。」翔の身体を綺麗にして服を着せた。
二人で寝るには少し狭いベットに身体を滑り込ませて翔と並んで眠りについた。
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