30 / 75

第30話

落ち着いた時間 「う〜ん、痛い、腰が痛い…起きれない。」昨日の行為はちょっと…。僕は顔が熱くなるの感じた。腰が痛いのも恥ずかしい…隣を見ると夏目が寝ていた。 「夏目としちゃったんだ…うわぁ〜」どうしよう、あんな事やこんな事、夏目と…思い出してまた恥ずかしくなった。 「おはよ、翔、どうした百面相なんかして!起きて大丈夫か?」急に声をかけられてびっくりして動いたら腰が痛くなった。 「い、いた!うー。お、おはよ…夏目、大丈夫だよ。」僕は答えながら腰を抑えた。 「腰が痛いのか?ごめん、ちょっとやりすぎたか?無理するな。何か飲むか?取ってこよう。」夏目はベットから降りて備え付けの冷蔵庫の方に向かった。 「ごめん、その前に…と、トイレに行きたいから、立たせて…」僕は恥ずかしいが生理現象は抑えられない。夏目の手を借りてベットから立ち上がった…はずだったが足にちからが入らなくて、ぺたんと床に座ってしまった。 「あれ。なんで…?」 「ごめん、やっぱりやりすぎたな。」笑いながら夏目が連れて行くよと僕を抱えてトイレまで運んでくれた。こんな事になるなんて。僕の足は全く…。トイレに行った後お風呂に入ったもちろん夏目に入れてもらった。 よく温まったら腰も足も良くなった。 身支度を整えると夏目は学校に行った。 僕はまだ体調が戻らないという事で休みにした。でも原因は昨夜の行為だけどね。 寮だから学校に行かなくても同級生は廊下をウロウロしている。一人は寂しいから早く帰ってきてね、と夏目に言った時「新婚みたいだな」と言われてドキドキしてしまった。 なんか一人でいると退屈だなァ。夏目は学校出し、寮には他に人はいないようだし、いても病欠の僕は部屋から出られないし…こんな時は寝てしまおう。 身体が辛いのは本当だし。 僕はもう一度ベットに潜り込んだ。夏目の匂いがして幸せになった。 もう少しでお昼という時間で校医の先生が見にきてくれた。 まだ辛かったら知らせなさいそう言って戻って行った。 お昼ご飯を置いて行ってくれたからありがたく頂いた。

ともだちにシェアしよう!