196 / 241

36-4

お風呂に入ったまま、また巽に背中を向けて、わっしゃわっしゃ、しっかり泡立ててシャンプーされる。 髪洗ったら水とか泡でメーク落ちっから、メーク直し必須だし、髪も乾かさないといけねーし、ぶっちゃけ色々とめんどい。 でも、これ、サイコーだ。 服着たまま頭からシャワーぶっかけられたことはあったけど、こんな風にきちんと洗ってもらうの、きもちいー。 「痒いところねぇか」 うわぁ、巽、美容師さんみたい、まぁこんな口調荒いおらおら美容師さん会ったことねーけど。 「ふにゃ、ないです」 「じゃあ流すぞ」 「ふぁい」 適温のシャワーで泡を洗い流される。 長くて太い指が俺の髪を丁寧に丁寧にまさぐる。 くすぐったくて、きもちよくて、あったかくて。 たった。 チンコ、ビンビンになっちゃった……。 「……お前、美容室行く度に毎回こうなるのか」 「ッ……なるかっ、巽さんだからじゃんっ、巽さん限定なんだよっ……巽さぁぁん……」 まだ泡が残ってるのに巽はシャワーを止めた。 バスタブの底に座ってる俺の股間に片手を差し込んで、勃起チンコ、お湯の中でシコシコしてきた。 「あっっっ」 「俺も人のこと言えねぇな」 「あうっ……シコシコきもちいい……っ」 「一回りも年下のお前に」 鼓膜を溶かしそうなくらいの熱い息が耳たぶを掠めていった。 「夢中になってる」

ともだちにシェアしよう!