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お風呂に入ったまま、また巽に背中を向けて、わっしゃわっしゃ、しっかり泡立ててシャンプーされる。
髪洗ったら水とか泡でメーク落ちっから、メーク直し必須だし、髪も乾かさないといけねーし、ぶっちゃけ色々とめんどい。
でも、これ、サイコーだ。
服着たまま頭からシャワーぶっかけられたことはあったけど、こんな風にきちんと洗ってもらうの、きもちいー。
「痒いところねぇか」
うわぁ、巽、美容師さんみたい、まぁこんな口調荒いおらおら美容師さん会ったことねーけど。
「ふにゃ、ないです」
「じゃあ流すぞ」
「ふぁい」
適温のシャワーで泡を洗い流される。
長くて太い指が俺の髪を丁寧に丁寧にまさぐる。
くすぐったくて、きもちよくて、あったかくて。
たった。
チンコ、ビンビンになっちゃった……。
「……お前、美容室行く度に毎回こうなるのか」
「ッ……なるかっ、巽さんだからじゃんっ、巽さん限定なんだよっ……巽さぁぁん……」
まだ泡が残ってるのに巽はシャワーを止めた。
バスタブの底に座ってる俺の股間に片手を差し込んで、勃起チンコ、お湯の中でシコシコしてきた。
「あっっっ」
「俺も人のこと言えねぇな」
「あうっ……シコシコきもちいい……っ」
「一回りも年下のお前に」
鼓膜を溶かしそうなくらいの熱い息が耳たぶを掠めていった。
「夢中になってる」
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