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第19話
「食・堂・イベ!ktkr☆」
開始早々変なテンションの奴がいて大変申し訳ない。
今無事に食堂に着いたところで、入口付近で彰が急に叫んだのが上のセリフね。俺じゃないから。(真顔)
食堂は賑やかで、ここに毎日は無理だなと思いながら、彰の後についていく。
注文の仕方は寮の時と同じらしいので、とりあえず席を探した。
「ここのウェイターさんって美形なんだよ!ほんとに!」
「いいから早く選べよ。」
「……生姜焼き定食!!」
「定食もあるのか… じゃあ俺は日替わり洋定食にしよう。」
キャァァァァアアアアアアアアア
タブレットで注文を済ませたのと黄土色の悲鳴が聞こえたのは、ほぼ同時の出来事だった。
咄嗟に耳を塞いだ俺は震えが止まらなかった。大きな音は苦手なんだ。だって怖いだろ?
「実波くん…!!どうしてそんなに震えてるんですか?!」ギュッ
「うわぁぁぁぁあぁぁああ」
「なんだよ彰、うるせぇ。そして先輩は離れてください。」
「離れるなんて無理です!実波くんがこんなに震えているのに…!!」
「大きな声に驚いただけですよ。慣れてませんし。とにかく離れていただかないと妬み嫉みの熱視線で焼け死にそうです。」
「死んじゃダメです!!」
あーあーあー
騒がしいったらねぇな。
いいから離れろよ。引っペがされたいのか?そういう趣味か?アメリカンなマゾヒストか?俺の趣味じゃねえよ。()
「イチくん顔が死んでる。」
「あ?天使の微笑みと言え馬鹿者。」
「イチくんのキャラが変わった…!!しかも微笑みにしては目が笑ってなかったよ!!」
「おい充希、どけ。」
「颯真… 貴方はいつも強引すぎます… 実波くんを傷つけないでくださいね?」
「うるさい。」
西園寺先輩が離れたところに、知らない男(美形)が飛び込んできた。
ソウマと呼ばれたその人が、俺の顔を品定めでもするかのようにジロジロ見てきたので、とりあえず天使の微笑み(死んだ顔)でお出迎えしておいた。
「だからイチくん顔死んでる!!」
うっせ
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