改めて言おう。美形なんて滅んでしまえ。 「イチくん絶対ひどい事考えてるよね。」 「あ？知らねぇな。それより俺生徒会には極力近づくなって言われてんだけど、なんでこうなってると思う？お、このスープ結構美味い。」 「それは、多分イチくんが王道転校生だからじゃないかな。この生姜焼き美味しいよ。食べる？」 「失礼、王道転校生とは何のことでしょう？実波くん、こちらの煮付けも美味しいですよ。食べますか？」 「いや、俺は自分ので手一杯だから…」 「王道転校生については触れないんだ。」 「あ？なんだそれ。全然聞いてなかったわ。」 「酷い！イチくんが聞いてきたのに！！まあ、こっちの話だから気にしないで。」 「そうか。それで、俺生徒会のメンツ全然知らないんだけど、なんかあの人たち暗くね？あそこだけジメジメしてんのは気のせいか？」 「確かに陰気臭いですね。」 「うわぁ、2人してそういうこと言っちゃうんですね〜。」 まあ、陰気臭いのは事実だしな〜。 話しかけたら面倒なことになりそうだし、そっとしておけばいいか。 「全っっっっっ然良くねぇよ！！！！てめぇ、俺が誰だかわかっててんな事言ってんのか！？！？」 「いや、だからさっき知らねぇって言ったばっかでしょうが。聞いてる振りして実は聞いてないだろあんた。」 「ううううううるせえよ！！！」 「激しく動揺してんな。」 「会長様ってあんな感じなんだー‎( ꒪⌓꒪)」 「彰、顔が死んでる。」 「あれ、それ2ページ前に僕がイチくんに言ったセリフじゃない？パクリ？パクリかなぁ？」 「やだぁー、この人怖ぁーい(真顔)」 「クソムカつくけどくそかわいい」 「キモ」 「気持ち悪いですね」 「キメェな」 「急な総攻撃！！！！」 あーあ。俺ってばついてねーなー。 つかそろそろ自己紹介ってものをして欲しいよな。 ここまで読んだ人ならきっとお察しが言ってると思うけど、俺まだ西園寺先輩とソウマって人しか分かんないからね。 しかもソウマって人もよく分かってないからね。 全く、お坊ちゃんってみんなこうなわけ？ あ、やべ。メールきてんじゃん。 ───────────────── To 壱雅 From 魁斗 ───────────────── なんか困ったことがあったらいつでも 俺ん所来ていいからな(๑•̀ㅂ•́)و✧ ───────────────── だってさ。じゃ、早速行こっかなー。 とか言っちゃって、自己紹介くらいはさせてあげないと流石に可愛そうだから、もうちょい待つかー。