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※chapter.2.5-1 Hush, baby, my dolly.

※今回のchapterは何を血迷ったか、ダン先生と少尉がほぼほぼヤってるだけです。見てられんと言う方は、読み飛ばしても何ら支障御座いません。 ブラックウェルは大雑把にベッドの上に放られ情けない声を出した。一般家庭の寝具は包み込む柔らかさもなく、僅かに軋んで沈黙した。 慌てて身を起こすや、カービン銃を肩から降ろして迫る部下の上体が影を作る。 デジャブ。上官は青褪め、素早くベッドから飛び降りると窓際へと撤退した。 「…寄るな!…お前…俺を貶めるのがそんなに…」 「あ、通りに少佐が」 「えっ」 お約束に窓の外に気を取られるブラックウェルの肩を捕まえ、さっさと顎を掬って唇を塞いだ。跳ね上がる小さな体躯を抱き締める。そうやってダンは、上唇に勿体振った所作で舌を這わせた。 ぬるりと熱が掠めた瞬間、ブラックウェルの身体が否応なく昼間の出来事を思い出して震えた。 頬に朱を指して、緊張と拒絶に相手の腕を掴む。 「っふ…、」 急に背中をダンの指先が這い上がった。 堪らず開いた唇の隙間から、容赦無く舌が入り込んだ。 上顎を擽り、歯列をなぞり、ゆっくりと相手の舌に追いついて絡め取る。吐息が漏れる。ブラックウェルの口端から、零れた唾液が伝う。 抵抗する両腕を掴んで後ろ手に纏め上げ、拘束して蕩け始めた舌を味わった。甘い感触が、じわりと身体を支配した。 簡単に熱を持ち始めた身体を捕まえたまま、ダンは何度も角度を変えて口内を犯した。涙を湛えた瞳が、零れそうに潤んだ。 目元を真っ赤に染めて、執拗な仕打ちにブラックウェルの全身から目に見えて力が抜けた。 もう一度唇を舐め取って、至近距離で濡れた瞳を見詰めながらダンが漸く上官を解放した。 肩を上下させ、呆然と宙を見るブラックウェルが不規則な呼吸を紡ぐ。必死に己を保とうとする姿を、ダンは頬を捉え殆ど零距離で見据え続けた。 「…っぉ…ま、……ッ…」 やっと意識を戻しかけていた上官が、両手の異変に気付いて喘ぐ様に非難した。キスの最中に後ろで縛られた手首が、無理やり動かそうと力を加えて軋んだ。 「傷が開く、じっとして下さい」 子供を諌めるかと思しき口ぶりで、ダンは囁いた。 両手が再びフィールドジャケットの上から背中をなぞる。 指先が裾を託し上げ、隙間から滑り込み、隠された皮膚を辿った。 「ゃ…めろ、…ダン…」 熱い手が肌を溶かす様に、性的な動きで背中を触った。文字通り手も脚も出ないブラックウェルは、只管に懇願して項垂れた。

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