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第2話
「―……なぁー……。何で、お前等双子はされながらキスすると、手を恋人繋ぎにしてんの?」
「えっ?」
「えっ?」
「ははっ。無意識?」
「ぇ? ぁ、ぁ、ああン……ッ!?」
「ほら、初樹」
「やぁん! ふ、わ、さっ……何で僕のペニス……こしゅこしゅっ……!?」
「……ん~~~~? 俺さぁ、イイ事、思い付いちまったんだよ、初樹ぃ~」
そう笑いながら不和さんは僕のペニスを扱き勃起させ、それからゴムの袋を破き、それを僕のペニスに被せてきた。
初葉はこの一連の流れを、同じベッド上でずっと見て居る。僕のペニスが熱く硬くなるのを、ずっと見ているんだ。
そして不和さんは完全に出来上がった僕のペニスに"スルリ"と極薄のゴムを着けて、頭をワシワシしてから僕と初葉をベッドに残して、一足先にソファーで寛ぎ始めた綾瀬さんの元へ行ってしまった。
「……俺等、見てるから、今からそこで二人でシてみ?」
「そうそう。俺達は休憩ね~」
そう言うと不和さんと綾瀬さんは部屋のソファーに座って、本当に休憩として水を飲み出した。
この不和さんと綾瀬さんは、同じ大学に通う友人同士で、僕達の家庭教師をしてくれているんだ。
……まぁ、関係が学校の勉強……から、いつの間にか多岐に亘ってしまったけど……。
さしずめ、今は"秘密の勉強"と言うところだろうか?
もちろん、この関係は両親には秘密にしているが、二人は広い屋敷に僕達兄弟を住まわせて、自分達は世界をぐるぐると回りながら仕事をしている方が好きな様なので、秘密なんだけ結構好き勝手している。
「………………」
「………………」
そして……成り行きで勝手に、ペニスにゴムを着けられた僕が上で、初葉が下、って決められたけど、瞳を合わせただけで僕達は納得してしまった。
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