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第3話

「……初葉……」 「……初樹……」 名前を呼び合ってから初葉を皺くちゃなベッドに押し倒して脚を大きく開かせれば、そこの中心にある、ぷるんと上を向いているペニスと、ヒクつくアナル……。 両方……濡れる……。 両方、綾瀬さんの"欲"で育てられている、初葉の卑猥な部分。 そんな僕は不和さんにされているんだけど……。 「初樹……良いの?」 「うん、初葉……直ぐ、できる、よ?」 そして僕は対面の、初葉の滑るアナルに猛ったペニスを宛がい…… ―ぷちゅ……ん…… 初めて弟を犯した。 初葉を僕のモノにした。 「……ぅ、い、はっ……ぁ……」 「はぁ……つ、……きぃ……」 "ぷちゅぷちゅ"とした水音と共に、繋がりを深める僕達。 心か身体か……分からないけど、……痛いのに、気持ちイイ……。 分からない。分からないけど…… 「気持ち、イイ……よぉ……」 涙が出て、荒ぐ息の中で、僕達……同じ事を言っている。 重なってる……繋がってる、って分かると、本当に"一つ"になったみたい。 このまま、丸まって、一塊になってしまいたい。 いつの間にかお互いに腰を擦り付ける様にしていて、僕達の手は恋人繋がりだった。 お互いに「はぁはぁ」と息を荒げ、涎や涙をそのまま拭うこともせずに垂れ流して、最奥での繋がりに脳が物凄く痺れた。 そして…… ―びゅ、びゅ……びゅるるるっ!! 「……ッ! は、はぁああっ……ンんッ!」 「ん、んうぅううっうっう~~~ぅうぅ!!」 そして初葉のアナルにきゅんきゅんと甘く締め付けられながら、中でそのまま射精をして、僕は……戻れない、と感じた。 僕は、弟を、知ってしまったんだ。

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