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はじめましてー

《はい。どちら様ですか?》 すぐに男の人の声が聞こえてきた。 『今日転校してくる予定だった神谷 充です』 《お待ちしてました、今開けますね》 返事の後すぐにギギーっと音をたてて門が開き俺は学園に入った。 入るとすぐにキラキラと王子様みたいな雰囲気の綺麗な男の人が、見とれるぐらい綺麗な笑みを浮かべて俺に近づいてきた。 「神谷 充君ですね? 僕はこの学園の副会長をしています西園寺 紫苑です。理事長室まで案内しますね」 うわぁーすごい美人、こんな人に蔑まれた目で見られたりしたら・・・想像だけで興奮してきた。 『お前、気持ち悪い顔で笑うなよ!』 すごく綺麗な笑顔だけど、こう言えばこの優しい王子様みたいな人は俺を嫌いになるだろう。 初対面でお前呼び、馴れ馴れしい態度であげく第一声が気持ち悪い顔とか完璧。 絶対に言われたことないだろうなー。 俺は一人満足して副会長を隠れたメガネ越しに見つめていたが・・・あれ? なんか急に瞳をキラキラさせて満面の笑みを向けてきた!? 「僕の作り笑いを見抜いたのは充が初めてですよ、気に入れました」

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