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Ⅲ章 絶体絶命!窮鼠猫に噛まれる⑥

ナギ、お前は息子に教えなかったのか? 俺を捨てたばかりか、子供の教育まで放棄するとは父親としてどうなんだ! ……ヒィは悪戯と思ってない。 本気、なんだ。 「脱がないと湯あみできないだろ。我が儘言わないで、母上」 「違ーう」 我が儘じゃない。 神として当然の抵抗だ。 なぁ、ヒィ 湯あみをした後、何をする気だ? 俺と年齢を入れ替えたヒィの体は、立派な成人だ。 「そりゃ国産みのリハーサル♥」 「やーめーろー」 体が低年齢化した状態で講義は受けられない。 俺はヒィ……いわんやナギの家に連れて来られたけれどッ ここに、もう一つの疑問が! なぜお前が…… 「居るっ」 「居んだよっ」 「ヒィ君、俺の事は父上と呼びなさい」 「呼ばねーよ!」 なぜお前が、ここに居るーッ? 「ウイ!」 「ナミ。ヒィ君が国産みのリハ見たいって♥良いお手本、見せてやろうな!」 「なっ、なっ……」 何を考えてるんだーッ!お前達はーッ! 「絶対せんわーッ!!」

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