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第25話 冬 -4-
「―……ローション、使うな?」
「んっ……」
そして壱弥はローション濡れの指をアナルに一本、埋め始めた。
俺は自分が用意してきたのを出してない。……壱弥が、俺との為に用意してくれたんだ……。
う、嬉しくて……。愛しさがじんわりじんわり増してく……。
でも、壱弥の進む指の力に、俺の内部が絡みつき逆の排出する動きをする。
……少し……自分でシてきたけど、結局初めてだし、これは慣らすしかない……。
それから壱弥は時間を掛けて余裕の指三本分、俺のアナルを広げてくれた。
すると壱弥はそろそろ頃合かと思ったらしく、ローションを大量に俺に使い、あらかじめ用意していたであろうゴムを出した。
俺は壱弥の指を三本咥えながら、彼にお願いしてみた。
「―……最初……は、全部で、感じたい……から、このままシよ?」
「三葵……?」
「生が良い……な。ダメ?」
「~~~~!? ……くッ……、あ、後でどうなっても……知らねーからな」
「うん。壱弥ぁ、うれしぃ……ありがと」
嬉しい。
俺ね、密着したいんだ、壱弥……。
―くちゅ……
「……んっ……」
「解れてるな……?」
俺を四つん這いにして、後ろから肉の輪を通る壱弥のペニスが自身の太さに広げて、押し入る。
そして俺は、そんな壱弥のペニスを"かぷり"と浅く噛み付いてモゴモゴしている。
「ぅん……っ。ぃいよ……? ぃつゃぁ……もっとキてっ……」
「三葵ッ……」
―ぐじゅッ……じゅぐっ、ぐぷっ……
「~~~~ッ、ぁ、あっ、あ……!? ……!! ~~~ぅくッ!」
"ぐわっ"って、アナルが広がって、指じゃない……壱弥のペニスが挿し込まれた。
何だか逃げたくなる衝動を見抜いてか、壱弥が俺の腰をガッチリ掴んでる。
そして呼吸が止まりそうになったり泣いたり……壱弥もじんわりゆっくり……しながら、俺達は最後まで行き着いた。
「……一緒になった……」
「ひ……、ぁ、っ……、ン、んっ……!」
壱弥の熱を求めて俺の内部が勝手に動く。
「三葵、動くからな……」
そう言って壱弥は後ろからゆっくりと動き始めた。
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