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第23話

あの日から2日後…。俺の風邪は完治した…とは言い難いが、日常生活に支障が無いくらいには治ったのだが……。 春さんは、俺の生活を聞いて不安になったらしく、俺の両親と話をしたいと言い出した……。 「俺の事、引き取る気なの?赤の他人なのに」 「…うん。そうです。他人事には思えないので私も、引き取られた子。これも何かの運命では無いかと思うのです」 「お人好し…。俺は、このままでいい。恋人が出来て生涯のパートナーが出来ればあの家族とも縁は切れるんだ……」 「それなら、パートナーが見つかるまで二人で過ごしましょ?兄弟だと思ってくれればいいので……。どうです?これならwin-winです」 「……はぁ…。わかった」 それから、春さんは俺の両親に会い許可をもらった。だから俺は春さんの家の一室に引っ越して……。一緒に暮らす事になった。 壁は厚めで隣の部屋に声は聞こえないからと、言ってた。音楽もスピーカーで流せる。 「おかえりなさい」 「……た、だいま…」 このやり取りには、まだ全然慣れなくて……。ぞわぞわっとするから、あんまり好きじゃない春さんは俺の反応を見て笑ってる……。 "そのうちになれますよ" って、頭を撫でられるのは、なんだか くすぐったい。 「おっはよ〜!!げんきっ?」 「…はよー。ナツキは相変わらず元気だな」 「うんっ!げんきー!!あ、やばっ、そろそろがっこーだ…。マスクとメガネ〜……。うん、よし!……あー、あー、…。あっ、ミナくん、おはよぉ〜?」 「はよー、また風邪か?」 「んーん、よぼーだよぉ……」 ナツキは、学校の外では元気で明るい子。可愛くて、弟っぽいがお兄ちゃんだ。しかし、学校内では病弱な可愛いキャラをしてる。 "理由を聞いてみたら、喧嘩強いけど絡まれると面倒だから〜。媚び売って守ってもらうの〜" って言ってた……。

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