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第25話

学校から帰る頃、ちょっと頭がぼんやりする…薬のまないと夜に熱が振り返すかも…。少し、フラッとして人にぶつかってしまった…。 「あっ…、ごめん…」 「すみません…。こいつ今体調悪くて…。怪我してないですか?」 「こちらこそすみません…。大丈夫でした?」 「あれ?想⁇なんでここにいるの〜?」 そう言ったのはナツキだ。ナツキの知り合いなのか…。ふわふわする…。ミナに支えられながら立っているが、ぼんやりしてしまって身体に上手く力が入らない…。 「ナツキ、会いに来ちゃった」 「僕そういうの嫌いって言ったのに〜。まぁ、今日気分がいいから許してあげる〜!ねぇねぇ今から一緒にホテル行く〜?」 「行かないよ。今日は甘いもの食べに行こよ。ほら、ここ。ナツキ好きそうでしょ」 「あー!!ココ!行きたかったとこ!行こ、 行こ〜!想、流石だね!」 楽しそうに離しているけどそろそろ紹介してほしいな。一体この子はなんなんだ?ミナも敵か味方かわからなくて、あわあわしてるし…。 「あの、名前を伺っても?俺は海堂湊人。こっちは、森野涼音。ナツキの知り合いですか?」 「ああ、ごめんなさい。俺、櫻高校の一年の、 愛原 想 (あいはら そう)って言います。よろしくお願いします。ナツキとはセフレです…まだ」 小さい声で "まだ" って言った…。きっとこの子はナツキのこと本気で好きなんだろうな…。

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