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extra.1-1 「徹夜組ボーイズトーク」

(本部メインルーム:深夜未明) 「早く潰れねえかなこの会社。牧今日帰る?」 「いやあ残るわ」 「班長お前らと千葉だけか」 「あー、萱島主任は下居るんじゃね」 「あの人名前めっちゃ可愛いよな」 「まじで?班長さっきのURL分かったから送るわ」 「ほい」 「沙汰の沙に南でさなだろ」 「…めっちゃ可愛いな」 「昨日夜中の2時に萱島さんから電話かかって来て」 「うわ迷惑」 「『イエティ見た!』っつって…俺が馬鹿じゃないんですかって言ったら画像送ってきたんだけど」 「どれ、見して…それ?」 「ただの向かいの中華屋のオッサンじゃねえか」 「いらねー…」 「主任って寝る時間謎だな」 「この前そこでパンイチで寝てたぞ」 「はあ!?お前…見たのか!」 「見たって何をだよ」 「パンツ以外の部分をだよ!」 「千葉明日のスケジュールある?1件頼みたいんだけど」 「5分待て…あ、牧そういや」 「何よ」 「社長がさっきメールで『牧の新作のヒロイン、何で海のシーンで白足袋はいてんの?』って聞いて来たんだけど何で」 「ああ、あの明らかな着色漏れか」 「……そんなんあった?」 「あったよ」 「…いやー…もー…作り直しだわ…ちょっと待って」 「班長どこ行くんだよ」 「仕事とかしてる場合じゃないわ」 「アイツのさぁ、あのエロゲに対する情熱は何なの」 「エロゲを苦に自殺した霊に取り憑かれてるんだろ」 「てめえ海堂、人の事言えねえだろうが」 「何だよ」 「お前…あのゴミみてえな社内ポータルはよどうにかしろや」 「何処がゴミみてえだよ、あんなシャレオツなポータル無いだろ」 「使い難いんだよ!」 「しゃあねえだろ!社長と酔っぱらって作った奴なんだから」 「ぶっ殺すぞてめえ、もう良い今修正しろや、そしたら!」 「全社員が日に3回は舌打ちしてんだよ、あの糞ポータル」 「お前ら…!アレなあ、一応作り直したんだぞ」 「ああ?」 「アダルトサイトの広告貼って2人で爆笑してたら、流石に戸和に怒られたと言うか…」 「もう終わりだこんな会社、俺ら明日から無職だ、無職」

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