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喧嘩
それから俺は
玲、朱雨、薫、遥、晴也と6人で行動することが多くなった
特に最近では晴也がよく構ってくれる
晴「なぁー、読んでるその本面白いん?」
鈴「おもしろいぞ、ダレン・シュンってやつでな」
晴「どんなストーリーなの」
鈴「んー、ホラーとラブコメとアクションを混ぜたやつ!吸血鬼のお話だ」
晴「……すげぇごちゃごちゃなんだってことはわかった」
鈴「違うんだ!俺の説明が下手なだけで、すっごく面白いんだぞ!?」
晴「じゃあ、今度貸して」
鈴「おう!」
晴也といると、おちつく
親友というポジションなのだろう
なにを話していても面白いし
なにをしていてもつまらなくない
ずっと隣にいたいと思える……
優「鈴……放課後空いてる?」
鈴「あ、空いてる…というか、話がある……」
俺は、もう優人のそばにいたくない……
小林がそばにいるし、正直もう俺も優人への気持ちを断ちたい
だから、その話をするために屋上へ行くための階段へ連れ出した……
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