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〃
今まで仲が良かったやつも…………
俺のことを好きだという目で見ていた女子も…
俺とバカ騒ぎを良くしていたやつも…………
玲、薫、朱雨ですらこの状況に
俺への援護が出来なかったようだ……
あぁ、終わった……………………
やらかした……
完全に嫌われた…………
クラスメイトまではいい……
だが玲、薫、朱雨に嫌われるのだけは避けたかった…………………………
彼らは今はかばってくれているが、αとβの恋愛はこの世界ではご法度だ………………
もう少し幸せを味わいたかったな…………………………
俺はそう思いながらとぼとぼと教室を出ていった…………
玲「……鈴っ……………」
鈴「はなしてっっ…………」
反射的に玲の手も叩いてしまった………………
A「やっぱ最低だよ、お前は」
薫「黙れよてめえっ!!!!」
A「だってそうだろ!かばってくれてる友達すら叩くんだからよぉっ!!!」
そうだ、俺は最低だ……
だから俺なんか……俺なんか…………死ねばいい………………
鈴「その通りだ……俺は最低だ……この世にいらない存在だ……」
玲「鈴、りんっ、こっちむけ、俺を見ろ……」
俺はもう…………なにも見たくない………………なにも…………
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