45 / 238
発情期…………
晴「…………ん…鈴?」
鈴「はるや……?」
晴「…………鈴、平気?」
そのセリフを聞き、晴也にまで伝わってしまったのだと気づく……
嫌だ……晴也までいなくなる……
いやだ…………………………
晴「鈴………………」
チュっ
そう音のするほうをたどれば、満面の笑みで俺を見つめている晴也と目が合った……
どうして……キス…??
??「きゃああああぁぁぁあぁっ」
悲鳴とも取れるような歓声が聞こえた
ここ、どこだ…………
…………教室……
晴也がキスしたのは…………くちびる……
………………みんなに見られたっ!?
鈴「だめだっっ晴也っっ」
晴也「んぶぶっ!?」
俺は一生懸命晴也の唇をふく
俺とキスしたことがバレたら……
晴也まで嫌われてしまう………………
そう思っただけで泣きそうになってきた………………
晴「んぷはぁ……鈴~?」
鈴「………………………………ポロポロ」
晴「……クスクス……泣き虫りーんw」
鈴「うるさいっ…………晴也まで嫌われたら……俺…………おれえっ……」
玲「大丈夫だ、鈴」
そういわれ、玲のほうを見てみると
野次馬が必然的に見えてしまう……
いやだ、あんな目でもう見られたくない…………
そう思い、目の前の玲に抱きつき、頭を胸に押し付けた……
晴「おやおや、早速浮気かな?」
鈴「……………………??」
なんのことかわかっていない俺をよそに
玲と晴也は見つめあってクスクス笑っていた……
何がおかしい……………………
ともだちにシェアしよう!