57 / 238
(Side玲)
玲「……………………」
やはり、解決するには晴也を煽る必要がある…
俺は遥と場所を交代し
後ろのバカどもに向き直った
まて…………これはうるさすぎる……
玲「晴也……」
晴「………………なに、玲」
玲「お前、匂い気がついてるか……?」
晴「……は??匂い?」
やはり、気がついてないみたいだ…………
俺は鈴に向き直り話しかけた
玲「……鈴」
鈴「…………なぁに…?」
こんなに泣きそうな顔をして……
もしかしたら玲に拒否をされたのかもしれない……
鈴のフェロモンの中に、好き、というポジティブな気持ちと
もう嫌だ、というネガティブな気持ちが見える
玲「もう少しで楽にしてあげるからな……」
鈴「…………んっ……」
俺が頬を撫でると鈴はその手に擦り寄ってくる
その様子は猫のようで可愛かった
玲「……ふふ…かわいいな……鈴」
晴「………………玲、前に戻れ」
玲「……ふふ…………」
晴也を煽ることには成功したようだ
さて、男らしく決めてくれよ…晴也
ともだちにシェアしよう!