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(Side玲)
薫「は、遥……?」
遥「……なにっ!?」
薫「か、顔が怖いぞ……?」
後ろから戸惑っている薫と、苛立っている遥の会話が聞こえる
まぁ無理もない……
今俺は朱雨の匂いを嗅いでいるため、薄く感じるが
一番後ろの2人のフェロモンがうるさすぎるのだ……
どんまい……遥…お前がどうにかしてくれ……
そう思っていたのに…………………………
クイクイッ
袖を誰かに引っ張られた……
引っ張るやつは一人しかいない……
嫌な予感しかしない……
玲「なに……遥」
遥「後ろ、どうにかして……」
やっぱりっっ
いっつも尻拭いや、最後の切り札は俺なんだ……
はぁ……ほんっとに嫌だ…………
だがこのままだと俺ら以外にも迷惑をかけかねない………………
さて、どうするか………………
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