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お願い、僕を愛して
……頭がぽわぽわする…………
遠くで玲の声がする……
玲「鈴……ついたぞ…大丈夫か…………」
鈴「……れい…………れぇい……体……あつい……」
玲「あぁ……もう少し待ってくれ…………」
俺ははしたない…………
誰でもいい…………俺の熱を収めて………………
グイッ
玲「……んむっ!?」
目の前に驚いた顔をしている玲がいる…………
あぁ……俺…………玲とキスしてるんだ………………
俺はもっと深いキスをしたくなって
玲の唇をトントンと舌でノックした……
だが……玲が開けてくれるはずもなく………………
朱「なにしてるのっ!?」
朱雨が怒ったような悲しんでるような顔をして
俺たち2人を剥がした
朱雨の奥で俺を冷たい目で見ている晴也がいた………………
あぁ、やらかした……違うんだ………………
俺が勝手にしたことなのに…………
泣きそうになってしまう……………………
あぁ……晴也………………お願い、俺を愛して…………
むちゃくちゃにしてくれていい……
たった1度でいいんだ…………
最悪な思い出だと思われてもいい………………
目の前で玲にキスをしておいて信じてもらえないかもしれないけど………………
好きなのは晴也……君なんだ……
最初のエッチは……君に……
してほしい……………………
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