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(Side鈴)

結局、色はシンプルな黒にすることにした 晴也は赤をつけて欲しかったようだが…… 絶対に嫌だっ………………………… 晴也と俺は早速お揃いの首輪を付けてみた 朱「わぁー!すごい!かわいい!」 鈴「……黒ってかっこいい部類じゃないのか……?」 朱「なにいってるの!鈴が、可愛いの!」 鈴「は、はぁ?………………意味わかんねぇし……」 朱「あ!照れた!!!」 鈴「照れてねぇっ!!!!」 そんな俺たちのやりとりを 玲と晴也が暖かく見守っていた………… な、なんかムズムズする……………… 首輪を買った俺たちは次に雑貨屋さんへ行き 俺の誕プレを選び始めた 朱「んー、この筆箱とかは?」 鈴「あ!いいな!……………………うっ…違うので…お願いします……」 朱「……さっきからそればっかりー!」 玲「鈴、値段は見なくていい、好きなのを選べ」 そう言われてもっっ こいつら2人が選ぶやつは全て高い…… ただの筆箱に1万だと…… 財布も2万だったし……………… 俺はなににしよう……と目をキョロキョロさせていると 遥「ん……これあげる…………」 鈴「…………へ?」 遥が少し赤い顔をしながら俺にでっかい袋を渡した な、なんだこれ……………… 鈴「…………………………へ?」 中には俺にそっくりな、生意気な目をした黒猫が入っていた

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