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(Side鈴)

鈴「………………かわいい……ありがとう…っ」 でも、どうしてこの猫なんだ……………… この猫のコーナーを通った時には他にもっと可愛い猫が沢山いた 鈴「なぁ、なんでこの猫なんだ?」 遥「…………………………怒らないって約束してくれるか…………?」 鈴「…………………………お、おぅ……」 遥「…………似てるんだ……」 鈴「なにが……??」 遥「出会った頃のお前に……似てたから……」 そういわれ、あらためてこの猫を見てみる…… たしかに、この生意気な目と黒い毛は同じだ…… そう思い、自分の髪の毛をつまんでみてみる…… 元の黒髪に戻すかな………… 俺がこの髪色に染めたのは一種の反抗だった………… 優人が好きだと言ってくれたこの髪色が嫌いになったからだ 鈴「なぁ……………………」 遥「ん?どした…………」 鈴「髪色……戻そうかな……」 遥「…………黒に?」 鈴「うん………………」 遥「僕は、その色も好き…… だけど……黒のお前の方が好きだった」 そう聞いて、自分の髪色に戻したくなった 鈴「じゃあ戻そうかな……」 遥「しばらくプリンが続くな笑」 鈴「いっそ、坊主にするとか……笑」 遥「似合わないからやめとけ」 鈴「真顔で言わないで…………」

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