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(Side晴也)
優「……っぐぅっ………………」
晴「……てめぇっ…………なに考えてやがるっ!!!」
なんで、こいつが……鈴の匂いをっっ
こいつっ、やっと動きやがったかっっ……!
優「ま、まて……落ち着けっ」
晴「………………………………………」
フーッフーッと荒れてしまう俺の息……
無意識に威嚇のフェロモンを出してしまう
その匂いに、怯えながら優人はおずおずと話し始めた………………
優「鈴が……発情期だ………………
今教室で頑張ってお前を待っている……
それで俺は……
お前を…………呼びに来ただけだ…………」
それを聞いて、ハッとする……
そうだ、こいつは疑いがあっただけで
襲うと決まったわけじゃない………………
殴ってしまったことを後悔した………………
晴「…………悪い…………高瀬…………」
優「いや、大丈夫だ…………警戒するのは当然だ
俺はあんなことをしたんだ
むしろ殴って当然だ……謝るな……
それよりも、早く鈴のもとへいってやれ……」
晴「……あぁ……!」
そうして、俺と優人は教室へと走り出した
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