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(Side玲)

今日も俺の別荘に5人で集まった……………… 遥によると、やはり如月が関わっている可能性が高いらしい………… 鈴がいなくなったのが文化祭の途中だと仮定する……………… そうすると、秋が如月の家にいるとわかり、俺達が鈴から目を離した時間とばっちりかぶるのだ………… だが、どうやって鈴のことを聞き出す……………… 遥はそこで危険だが一つだけ方法がある、といった 遥「晴也、如月と付き合ったフリをして」 晴「……はぁ?…………絶対に嫌だ…………」 遥「だけどっ、それ以外に方法がない!」 晴「俺じゃなくてもいいじゃねぇかっ!!!」 遥「元々好かれていた晴也のほうが警戒されずに聞き出せるかもしれないんだ! 俺たちの誰かがいってみろ!! 鈴を助けるのに時間がかかるだけだっ!」 晴「じゃあ、なんだ……………… 鈴以外とキスをして、鈴以外と恋人になれって言ってんのか!?」 遥「あぁ、そうだっ」 晴「頭狂ってんじゃねぇか!?」 遥「今はっ!鈴を助けることが最優先だ 鈴は今も多分……他の男にっ!…………」 晴「いうなっっ………………たのむ……頼むから…… それ以上は言わないでくれ……………… …………………………くそっ…………」 薫「おいっ!遥っ! 言っていいことと悪いことがあるぞ!!!!!」 遥「じゃあ!どうしろっていうのさ!!! 君らはいつもいつも僕ばかり頼って!!! 僕だって……これが正しいだなんて思ってない……………… けど…………どうすればいいのかわかんないんだよっ…………」 そういって遥は大泣きをし始めた……………… 朱「………………ねぇ、如月の家に乗り込んじゃダメなわけ……?」 玲「乗り込んでも…………どうなる………… 俺たちは如月が犯人だという証拠も、情報もなさすぎる…………………… 違う、と言われたら、はいそうですかと引き下がる事しかできないぞ………………」 朱「………そんな…………………うわぁあああぁああんっ」 とうとう朱雨まで泣きだしてしまった………… 俺たちは頭が混乱したまま、どうすれば鈴を取り返せるのかを考えていた………………

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