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☆7

『うまそー。すぐ食べたーい!』 『じゃあ、食べよー!』 『食べよー!』 『そうしようか』 『おー!』 ってな訳で パン屋を出て、近くの公園に向かう事に。 ベンチに腰かけて、買ったばかりのパンを みんなで かぶりつく。 『あ、おいしい!』 『ホントだ~、うまい!』 蓮と佑真が、ハイタッチして喜んでいる。 俺も、1番の好物、メロンパンを1口。 『・・・・・・・・・うま!』 うまい。 外カリカリ、中ふわふわ。 これ、めちゃ 俺好み! うわー! すっげ~ 嬉しいっ! すっげ~ いい店に巡り会えた・・・・っ! 『孝之介ぇ・・・・ありがとー!』 『気に入った?大和』 『うん!すっげ~ 気に入った!』 『それは よかった♪』 孝之介って ホントにいいヤツ!! 『じゃあ、そろそろ帰ろうか。』 『そうだな~。』 『あ、大和。これ♪』 『大和~、こ・れ♪』 『ん?』 なにかと思ったら 食べ終わった後のゴミを、 なぜか俺に渡してくる蓮と佑真。 『なにこれ。』 『『あ・げ・る♪』』 ・・・・ハモるなよ。 『なんで?』 『だってー。今日、いい思いしたの 大和だけでしょ。』 『そうそう。大和だけ~』 『───はぁ?』 ・・・どういう事?

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