8 / 156
☆7
『うまそー。すぐ食べたーい!』
『じゃあ、食べよー!』
『食べよー!』
『そうしようか』
『おー!』
ってな訳で
パン屋を出て、近くの公園に向かう事に。
ベンチに腰かけて、買ったばかりのパンを
みんなで かぶりつく。
『あ、おいしい!』
『ホントだ~、うまい!』
蓮と佑真が、ハイタッチして喜んでいる。
俺も、1番の好物、メロンパンを1口。
『・・・・・・・・・うま!』
うまい。
外カリカリ、中ふわふわ。
これ、めちゃ 俺好み!
うわー!
すっげ~ 嬉しいっ!
すっげ~ いい店に巡り会えた・・・・っ!
『孝之介ぇ・・・・ありがとー!』
『気に入った?大和』
『うん!すっげ~ 気に入った!』
『それは よかった♪』
孝之介って
ホントにいいヤツ!!
『じゃあ、そろそろ帰ろうか。』
『そうだな~。』
『あ、大和。これ♪』
『大和~、こ・れ♪』
『ん?』
なにかと思ったら
食べ終わった後のゴミを、
なぜか俺に渡してくる蓮と佑真。
『なにこれ。』
『『あ・げ・る♪』』
・・・・ハモるなよ。
『なんで?』
『だってー。今日、いい思いしたの
大和だけでしょ。』
『そうそう。大和だけ~』
『───はぁ?』
・・・どういう事?
ともだちにシェアしよう!