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☆5
うーん。
スマホも、財布もあるし・・・
とりあえず、どっかで
朝ごはんでも食べるか。
そう決めた俺は、
自転車に跨がって、圭の家の方へ
のんびりと向かう事にした。
向かう事に・・・・した。
・・・・した。
したんだけど・・・・。
『あれ。』
気がつけば、圭の家の前。
コンビニも、
イートイン出来る お気にいりだったパン屋も
なんとなく入る気にならなくて
通りすぎてしまったのだ。
『何やってんだ、俺は。』
約束の時間は10時。
今、8時。
早い。
早すぎる!
どうする?
どうしよう。
『まいったなぁ・・・・・。』
と、その時・・・
『お?青少年。もう来たのか。』
お店の戸が、ガタガタ開いて
圭のお父さんが姿を現した。
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