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☆14
二次発酵の50分、
また圭の部屋に行くのかと思ったら
最初にお邪魔した居間へ。
こたつに入って、ぬくぬくと
他愛もない話をする。
うーん。
あの圭の告白(だって思いたい)の続きを
聞きたかったんだけどなぁ。
なんだったのかなぁ。
今日はもう言ってくれないのかなぁ。
"もし、圭が俺を好きだったら?"
なんて。
考えたら顔がニヤけてしまう。
自分でも不思議だけど、最初っから
圭が男だって分かってても、きっと
俺は圭に惹かれていたと思う。
人を好きになるって、
理屈じゃないんだよなぁ。
『大和くん、大和くん?』
『ん?ん?なに?』
ヤバい、聞いてなかった。
『ちょっと お店に顔 だしてきていい?』
『あ。うん、もちろん。』
そっか。
お父さん、1人で店番してるんだもんな。
平日は、お昼から1~2時間くらい
店を閉めてるらしいんだけど
土曜はお客さんが多いから、
閉められないって言ってたもんなぁ。
圭が出ていって、すぐ。
お父さんが居間に現れた。
『あー。腰がいてぇ。』
『ど、どうも・・・・・』
『よー、青少年。』
『あの・・・大和です・・・・・。』
こたつに入ると、お父さんは マジマジと
俺の顔を見いる。
な、なんだろう・・・。
緊張するんスけど。
『青少年。』
『大和です・・・、はい。』
一応、断りを入れてから返事をする。
お父さん・・・
いい加減、名前を覚えてほしいです。
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