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*** 大和・side ***
部屋に戻って、早速、圭に電話。
両親の言った事を伝えると
「えっ・・・・・・・」
と言ったまま 沈黙する、圭。
そりゃ、まぁ・・ね。
急に 親が挨拶に行きたい、って言ってるんだ~
なんて・・・・ビックリするよなぁ。
『あの、圭?イヤなら断るよ?』
「あ!ち、違・・っ、イヤな訳じゃなくて・・その・・、
うち、古いから・・・その・・・////」
『ああ、そういうのはうちの親、気にしないから
大丈夫だよ~。でもイヤなら断ってね?』
「うん・・・・、でも・・・僕、大和くんの
ご両親に会ってみたい・・・な///」
『え!?マジで?あんなのに?』
「あんなのって・・・あはは。」
はは。笑ってくれた。
電話だろうが なんだろうが
いつだって笑ってる圭の声が
聞きたいもんな♪
つーか・・・・そっか。
圭もが会ってみたいって言うんなら
俺が反対する理由もないか。
ま、いずれは会う事になるだろうし
早い方がいいのかも。
うん。
納得、納得♪
『じゃあ・・・まあ、お義父さんにも
相談してみてくれる?』
「うん。僕から話しとく。」
『分かった。よろしく~。』
「うん。・・・楽しみ///。
あ、あの・・・大和くんのご両親・・・・
僕の事、好きになってくれるかなぁ?」
ぽつりと呟く圭が・・・可愛いっ!
たまらんっっ!
きっと、赤い顔してんだろうなぁ。
あーっっ!
写メして送ってくんないかなー!?
『大丈夫!圭は可愛いから!』
「え・・・///や、そうじゃなくて・・・・」
『大丈夫!大丈夫!』
「う・・・?うん・・・。」
『大丈夫!俺を信じて!ね?』
「うん。あはは・・・そうだね。」
それから、
母親の「お風呂に入りなさい!」って
怒りの声が響くまで
他愛もない事を話して、笑った。
さっきまで一緒に居たのに
もう会いたい。
そうだ!
明日は、写真 撮らせてもらって
スマホの待ち受けにしよう!
うはは。
俺、頭いい~♪
な~んて思いながら
幸せな気分で眠りについたのだった。
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