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☆5

*** 蓮・side *** ────というのも・・・ 『佑真・・・』 佑真にキスしたくなって 一旦 体を離して 唇を寄せていく・・・ と、 『────っ////!』 佑真が、俺を力いっぱい押して ぴょんっと後ろへ飛び退いた。 『なんで逃げんの?』 『が、学校はダメだろっ///!』 『・・・・・・・・・。』 まあ、確かにそうだけど。 そんな全力で拒否らなくても いいじゃん・・・ ホントはイヤなんじゃ・・・ ───って、少し不安になる。 そして、確かめたくなる。 『学校じゃなきゃ いい?』 『・・・・・え。・・・・・あ・・・う、う・・ん・・ /////』 ボンッと真っ赤になる佑真。 俯いてモジモジする その姿は・・・ 本気でイヤがってる訳じゃ・・なさそう・・・ ───なら・・・ 『な。今日も、ウチ来る?』 『・・・・へ////っっ??あ・・・う、うん・・・・////』 高速で コクコク頷く佑真に やっと安心して ホッと肩を撫で下ろした。 『そ、そうだ!そろそろ戻ろっ///!? もう、教室も静かになっただろうし! きっと、大和たちも 心配してるだろうし!な?』 『・・・・・・・・・・ああ。』 佑真が先を行く。 さっきと同じように 佑真の後ろを 今度は ゆっくりと歩いて 教室へと戻った。

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