124 / 156
☆6
*** 大和・side ***
次の日────放課後。
『あ ───────── 』
またしても机に突っ伏して
どんよりしている蓮。
『おい・・・・・・・・・蓮?
どうしたんだよ・・・?』
『あ ─────── 』
なんか・・・
昨日より もっと酷くなってる気が・・・
『はぁぁぁ・・・・・
あ ───────
俺は もうダメだ・・・・・・』
『え・・・・・?』
ものすごい落ち込みよう。
初めて見るんだけど
こんなの。
『蓮・・・・・・・・・・
どうしたんだよ、マジで。』
いつもなら、学校が終わったと同時に
ダッシュで学校を出て
圭のところへ向かう俺だけど・・・
さすがに こんな蓮を置いて行けるほど
俺は冷たくない。
孝之介は とっとと帰っちゃったしな。
佑真・・・も、姿が見えないな。
───ん?
あれ?
そういえば、なんで
佑真がいないんだ・・・?
───んんん?
蓮の この落ち込みよう・・・・・・
そして、こんな状態の蓮の傍にいない佑真。
もしかして・・・・・
蓮の落ち込んでる理由って・・・・
───佑真?
ともだちにシェアしよう!